国語
満点100点 試験時間 70分
問題構成 問題数:大問数3
-大問 1 現代文 全問マークセンス式 時間配分目安33分
-大問 2 現代文 全問マークセンス式 時間配分目安33分
-大問 3 古文 全問マークセンス式 (時間配分目安 18分)-
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順:大問2→大問1→見直し
概要
大問数は3題となっていますが、大問3の古文は文学部のみの選択となっています。その他の学部は大問2題で試験時間が70分、文学部は大問3題で70分です。全ての問題がマークセンス式の問題となっているため、書き取り問題や読みの問題に関しては少し難易度が高いものが出題される傾向にあるのが特徴です。
現代文に関しては評論が出題されることが多いです。以前は評論と随筆が1題ずつ利用されていましたが、最近では評論が2題の出題が多いように感じます。また文章の出典も有名なものから受験生には馴染みが無いようなものまで出題されていますのでジャンル以外に特に傾向があるとはいえないものとなっています。文章自体は難解なものではなく読み進めていけば要旨が理解しやすいものが多いです。そのため問題として用意される主旨の説明問題や空欄補充問題に関してもそこまでひねった問題は出題されておらず、文章で述べられていることがそのまま選択肢として用意されていることも多いです。ただ、設問の内容としては文章に関するものだけではなく漢字に関するものや文学史に関するものも出題されていますので総合的な国語力は重要と言えるでしょう。
古文に関してもジャンルや時代を問わず様々なものが出典として利用されています。受験生に馴染みが無い出典から出されている場合であっても設問は内容説明や口語訳が中心となっているなど少し高度な内容が要求されていることがあります。現代文と同様に語彙力や文法に関する問題も出題されていますので、古文も文章を読み解く力だけではなく知識面でも充実しているかどうかが問われていると考えるのが良いでしょう。
国語と言えばセンター試験の選択肢を思い浮かべる受験生も居ることでしょう。青山学院大学の選択肢に関してはセンター試験ほど複雑な受験生を迷わせるものが出題されていませんので落ち着いて本文と照らし合わせれば確実に点数が取れるものとなっています。
対策
現代文は評論が多くなっていますのでここを中心に対策することが大切です。評論といえば独自の言い回しなどを利用されていて、どこに筆者の意見が述べられているのかを見つけ出す力が必要となります。こういったものはまず文章を読んで慣れる、そして文章に慣れたら意図的にどこかを見つけ出してみる、そしてそれを文章として書いてみるというサイクルで身につく力です。なかなか現代文を読んでまとめるというところまで自力で出来ない場合には、少し短めの評論文が掲載された記述式の問題集を利用して対策してみましょう。試験問題は選択式ですがまずは記述式のもので対策することによって文章から必要な情報を読み取る力は徐々に高まっていきます。
しっかりと文章を読み取る力が身につけば後は選択式の問題集で実力アップをはかることが大切です。入試問題を意識するといつまでも記述式問題週で対策することはおすすめできません。選択式の問題集は積極法ではなく消去法で問題を解き進めるのが一般的です。ここは記述式問題とは大きく異る部分ですので、別物として捉えて対策することが大切になります。
古文に関しては出典やジャンルも幅広いこともあり標準レベルの問題集をとにかく仕上げてみることが対策として大切です。内容理解はもちろんのこと文法などの知識に関する問題も多く出題されていますので、問題集を利用して知識の抜け漏れを見つけることが大切となります。また古文の口語訳問題では少し回答に悩むようなものが選択肢に用意されていることがあります。こういった問題に対応できるようになるためにも問題集で対策する際には助動詞などを一つずつ分析して丁寧に口語訳する対策をしていくことが必要となります。