志望校合格までの学習プランを立て逆算して勉強を進める! 偏差値30・40台から難関国公立・早慶上智・関関同立・GMARCHへ 偏差値アップ、E判定からの逆転合格専門

2018.02.01

浪人すれば1年分偏差値がちゃんと上がるのか?浪人するなら予備校?宅浪?


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浪人すれば1年分偏差値がちゃんと上がるの?浪人するなら予備校?宅浪?

はじめに

志望校に残念ながら不合格になってしまい、来年またもう一度チャレンジすると決めたみなさん。浪人時代は予備校に通うべきか?自宅で宅浪をするか?その選択に悩んでいる人もいることでしょう。

「私はこれからの1年予備校に行くべきなのだろうか?」
「お金がかからない宅浪にしようかと思っているけど、本当にやっていけるかな?」
と選択に迫られているみなさんに読んでほしい記事です。

それでは宅浪と予備校を徹底比較してみましょう!

宅浪でやっていくにはどんな力が必要?

宅浪をする受験生に必要ものは、
【計画性】、【実行力】、【臨機応変性】、【人脈】、そして【学力】です。
あなたにはこれらの力がありますか?厳しいことを言うようですが、宅浪ができる人は現役でも合格できたほどの力がある人でなければ成功しません。
「果たして自分は大丈夫なのか?」これらを見てじっくり自身のことを見直してみてください。

【計画性】

1年を見通せる計画性があるか、ということです。宅浪中は誰も自分のために計画を立ててはくれません。自身の目標とする大学はどのレベルなのか、そしてなぜ今年自分は到達できなかったのか。計画性には分析力も必要です。

試験日までに克服しなければいけない分野はどこで、今現在の力では目標までどれくらい離れているのか。そこから逆算は始まります。

必要な参考書はなにか?何ページあるのか?この模試までに完璧にするとなると1日何ページ進めなければいけないのか?これらのことを全教科全科目、計画しなければいけません

それでも、毎日1分1秒までの細かい計画が必要なわけではありません。週末には予備日を作っておいた方がキツキツのスケジュールよりむしろうまくいくだろうし、たまには散歩に出かけるなど体を動かす時間も作っておいた方が精神衛生上良いでしょう。
これまでの自分の生活パターン、普段の自分の性格をきちんと把握した上で実現可能かつ目標達成できる計画性が求められます。

【実行力】

立てた計画をしっかり実行できるか、ということです。
せっかく自身に合い、かつ目標達成可能な計画を立てられたとしても実行できなければなんの意味もありません。

実行するには、誘惑に打ち勝つ強い心が必要です。突然の友人からの遊びの誘い、おもしろいテレビ・マンガ、スマートフォンなどなど。

また、これは京都大学卒で有名なお笑い芸人さんが言っていたことですが、「毎日しっかり決めた量をこなすには、調子が乗っている日でも設定量以上はやらないこと」も大切だそうです。
できる時には多くやった方がいいんじゃないの?と思ってしまいますが、「昨日予定より2ページ多くやったから今日は2ページ少なくしていいや」という心の油断から、それが1日だったつもりが2日、3日・・・とずるずると続いてしまいペースが乱れてしまうそうです。

「ここまでやる」と決めた量をこなしたら潔くやめる、という切り替えも大事ですね。
計画をしっかり実行する力が求められます。

【臨機応変性】

計画はしっかりと自分を律して実行していかなければいけない、それはもちろんです。
ですが時にはどうしようもない急用、また風邪を引いてしまうなど、思ったように実行できない日が出てくるかもしれません。そのときにしっかりとその分を埋め合わせるだけの臨機応変な対応ができるか、ということです。

そんな時のために、計画性のところでお話した予備日が役立ってくるわけです。その週こなせなかった分は予備日に持ってきて終わらせれば、その週のノルマはきちんとこなせます。

また、目標の模試や時期に思ったような結果が出ないことも多いに考えられるでしょう。そんな時にも、しっかり原因を追究しその次の模試までに挽回できるよう軌道修正できる力も求められます。

【人脈】

「この先の勉強をどうやるべきか」、「わからないところを聞きたい」、「浪人の苦労を共有できる相手がほしい」と思ったときに相談できる人はいるのか、ということです。

愚痴を話すのは家族でもいいですし、同じ浪人仲間でも良いでしょう。
勉強のこととなった時に、わからないところを聞ける人がいないということは宅浪生の一番のデメリットです。ここを克服しましょう。

高校時代の先生や臨時の家庭教師でも良いでしょうし、今では聞きたいところだけをオンライン授業で聞くこともできる時代です。
幅広い人脈を予め持っておけ、というわけではありません。いざという時に頼れる先をきちんと準備しておきましょう、ということです。

【学力】

はっきり言って、これが一番必要な力かもしれません。そんなことを言っては元も子もないかもしれないのですが、宅浪できる人には最低限の学力が必要です。

基礎内容もまったくわかっていない人に浪人は無謀です。これは明言しておきます。なぜなら、そういう人たちはそもそもの勉強習慣が身についていないことがほとんどだからです。
高校3年間で勉強習慣が全然なかった人が、浪人になって心機一転して勉強を頑張るぞ!と意気込むその心意気は評価に値しますが、結局のところ何をして良いかわからず、勉強をやめてしまうという人が本当に多いです。

また、勉強をしていってわからない問題にぶち当たったときに、自身で答えを見つけ出す力も問われます。
式は合っているのに答えが間違っている時、自身の計算をすべて見直して間違いポイントを見つけられるか?
解答を見てもいまいちピンとこなかった時、他の参考書を引っ張りだしたり、時にはネットで考え方を調べたりなど「答えを見つけ出す力」はあるのか?
ここが、ある程度の学力を培ってきた人とそうでない人との大きな違いでもあります。

予備校のメリット・デメリットは何?

予備校に通うべきみなさんは、宅浪をする受験生に必要な力を持っていない人、宅浪でやっていく自身がない人たちです。それでは、予備校に通うとどんなメリットがあるのでしょう?

【自分の現時点から目標までに必要なものを見極めてくれる人がいる】
【参考書や日々のスケジュールを全て考えなくて良い】
【進路を相談できる専門家がいる】
【勉強のわからないところを質問できる】
【最新の入試情報を手にできる】
【周りにも同じく頑張っている人が多くいるためモチベーションに繋がる】
【自分の部屋のような誘惑のない自習室が使える】
といったことが挙げられます。

そもそもの基本が身についていない人は絶対に予備校に通うべきです。
それぞれの公式や文法はどのように成り立っているのか、そしてそれを問題ではどのように使っていくのか、ただの丸暗記ではなくしっかりと教えてくれる人がいた方が定着力が全然違いますし、その後の発展や応用へと繋げやすくなります。

また、宅浪のところでもお話しましたが、これまで勉強習慣がなかった人も予備校に通うことをおすすめします。まずはしっかりと計画を立てるところから専門の人に見てもらうべきです。

また、模試の結果など客観的に判断しにくいところを冷静に分析し、今後どのように勉強スタイルを変えていけば良いか、現実的に狙える学部はどこなのかなど、的確なアドバイスをくれる人がいるという点も予備校の良いところです。

そして、難関大と言われる東大・京大・一橋、早慶(偏差値の高い学部)といったハイレベルの大学を目指す人も絶対ではないですが予備校の方が良いような気がします。
やはり情報量が全然違いますし、かつこれまでの蓄積したデータがありますので、ハイレベルに合わせた問題にも多く取り組めます。
また、攻略法を教えてくれる人がいるのでテクニックを学びやすいです。

それでは逆に、予備校のデメリットはなんでしょう?挙げられるデメリットとしては、

【決して安くない費用がかかる】
【サテライト授業など映像授業でしっかり学べるかは疑問が残る】
【予備校にいる、周りの真面目に勉強しない人に流される可能性がある】
【人気の先生など、なかなか質問できないことがある】

これらが考えられます。浪人生が1年間でかかる予備校での費用は、各予備校で多少の差があるようですが、入学金・授業料・季節講習を含めると総額100万円が相場だそうです。
こんな高額の費用を払ったのに、授業は基本映像授業で先生と直接会う機会が少なかったり、真面目でない友人たちの悪魔の誘いに乗ってしまいサボってしまったりすると、お金を捨ててしまっているようなものです。

映像授業が悪いとはいいません。ですが、わからないところは即座に先生に聞きにくいという宅浪と同じデメリットがあるということも頭に入れておいてください。

以上を合わせて考えてみて、予備校に通うならぜひ自分のスタイルに合った予備校を選んでほしいと思います。

結論

宅浪と予備校についてじっくり考えてみました。
私が考える結論としては、【ほとんどの受験生については予備校をおすすめする】ということです。

宅浪はみなさんが思っているよりずっと孤独な闘いになります。家族の理解もいりますし、気分転換も自身でうまく見つけなければいけません。怠けてしまいそうな自分を律しなければいけないのも自分自身です。

これらの話を聞いても「私は宅浪で大丈夫」という人には、ぜひ宅浪で頑張って見事合格を勝ち取ってほしいと思います。

せっかくあと1年間頑張ると決めたのですから、自身に最適な環境を選んで後悔のない1年を浪人生活で没頭してほしいと思います。

 

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