知識ゼロから始める、おすすめ生物暗記法
こんにちは、西宮市と池田市石橋にある予備校、個別指導塾の大学受験テラスです。
今回は理科の中でも比較的独学しやすい生物について勉強法、暗記法についてご説明いたします。
様々、暗記法があるのでその1つとして参考にしていただければと思います。
知識ゼロから始める、おすすめ生物暗記法
1、 生物勉強法
理系課目の中でも、生物は暗記が多い課目です。しっかり覚えることができれば確実な得点源となります。遺伝や記述問題を苦手とする受験生が多いため、そちらの勉強ばかりに注力しがちですが、まずは確実に点数が取れる暗記に着手することを勧めます。
2、 おすすめ暗記法
おすすめの生物暗記法、「メモリーツリー」についてご紹介します。
受験生の皆さんは「ドラゴン桜」という漫画をご存知ですか? 2003年~2007年に漫画雑誌「モーニング」で連載されていた漫画です。2005年にはテレビドラマ化もされました。「ドラゴン桜」は、落ちこぼれ高校に開設された特別進学クラスの生徒数名に、阿部寛さん演じる弁護士、桜木が東大合格勉強法を指導する、という内容です。「メモリーツリー」はその漫画の中に出てくる勉強法のひとつです。生物のような暗記の多い受験課目にはぴったりなので、ぜひ皆さんも使ってみてください。
3、 具体的なやり方
それでは、やり方を説明します。教科書とノートを準備してください。
例えば「ホルモン」について暗記をしようとします。まずノートの中心にホルモンと書いて、四角で囲みます。この「ホルモン」というのは、本のタイトルのようなイメージです。次に、「ホルモン」の周りに、関連する重要事項を書きます。ここでは「インスリン」と書いてみましょう。その隣に「膵臓」と書きます。さらに「膵臓」の隣に「肝臓」を書きます。それぞれのキーワードを太い線で繋ぎましょう。「インスリン」は「膵臓」から分泌されて、血液によって運ばれて、「肝臓」の細胞や脂肪細胞に働きかける、というツリーができました。さらに「膵臓」には「ランゲルハンス島」という重要な組織がありますので、隣に書き足します。「インスリン」は「ランゲルハンス島」の「B細胞」から分泌されますので、「インスリン」と「B細胞」とをさらに線で繋ぎます。
このようにして、関連事項を木の幹、あるいは根のように、どんどん繋いでいきます。「ホルモン」の全体像が書けたら、今度は記憶するための工夫として、イラストなどを書き足していきます。自分が覚えやすいダジャレのようなイラストが良いです。カラーペンでカラフルにするとより記憶に残るそうです。例えば「B細胞」の傍にブタさんのイラストを書くと「A細胞」と区別できて良いと思います。
4、まとめ
暗記というと、参考書と睨めっこばかりしてしまいがちです。しかし上記暗記法のように、手を動かしたり、イラストを交えたりすると、脳の使っていない部分も活性化されて、より効率的に記憶に残るそうです。「メモリーツリー」に興味をもたれた方は、「ドラゴン桜」の作者である三田紀房さんの公式サイトで、漫画でわかりやすい解説がされていますので、ぜひご覧になってみてください。「メモリーツリー」に限らず、ためになる勉強法が「ドラゴン桜」にはたくさん載っていますので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。