理系のためのセンター国語・知識0で漢文はいつごろから何を(参考書)勉強を始めればいいのか
こんにちは、池田市、西宮市の予備校・個別指導の大学受験テラスです。
今日は「理系のための国語センター勉強法 知識0で漢文はいつごろから何を(参考書)勉強を始めればいいの?」についてご説明させていただきます。
理系の場合は、国語のセンター対策が後回しになりがち。
現代文は、「フィーリングで解ける」、「なんとなくいつもやっている」という方も多いでしょう。
一方の古文・漢文はどのように解いているでしょうか。
「わからないからなんとなく」、「意味がわからないからスルー」という人もいるかもしれません。
実は、センター国語の中で安定して点数が取れるようになるのが古文や漢文。
漢文は覚えることも少なく、国語の中でも一番簡単といえる科目です。
基本的なルールをおさえれば、点数をあげることができるでしょう。
今回は、理系の方に向けてセンター試験のための漢文対策について紹介します。
勉強はいつからはじめたらいいの?
まずは、勉強の開始時期について紹介します。
結論から言うと、他のセンター対策の進み具合にもよります。
理系科目の対策があまりできていない場合には、漢文は直前に行うほうがよいでしょう。
勉強が順調に進んでいる場合には、夏休み明け~10月頃から対策をはじめることをおすすめします。
「勉強をはじめるのはそんなに遅くていいの?」と思った方もいるかもしれません。
もちろん、夏休みの時点で理系科目が目標点に届いている場合には、早めに漢文にとりくむとよいでしょう。
しかし、理系の場合は漢文の優先度は高くないはずです。
そのため、夏休み明けから対策するのでも充分といえます。
どんなことを覚えればいいの?
漢文で覚えることは、大きく分けると次の3つです。
①返り点
②代表的な句形
③代表的な漢字の意味・読み方
勉強する順番としては、返り点から行うとよいでしょう。
そのほかはどこから覚えてもよいでしょう。
この3つが大まかに覚えられたら、問題を解いていきながら復習していくと知識が定着しやすいです。
それぞれについて簡単に説明していきます。
返り点
漢文の問題が手元にある人は、問題文をながめてみてください。
漢字の横に「レ」や「一」、「二」などの印がついているでしょう。
これを、返り点といいます。
漢文は中国語の順番で書かれているので、そのまま読むと日本語にはなりません。
日本語の順番に直すために、返り点が用意されています。
返り点のルールを押さえると、漢字だらけの文章が日本語(古文)になります。
句形
句形は、英語の構文のようなものです。
日本語として読むために必要なルールとなります。
漢文の中で、「独~~乎」というものを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
これは、「独り〜んや」とよみ、「どうして〜か、いや〜ない。」という日本語になります。
これを知っていると読解がしやすくなります。
数も多くないので、覚えておくことが大切です。
漢字の意味
漢文のなかでは、漢文ならではの読み方や意味のある漢字があります。
それがセンターで問われるので、覚えておくことが必要です。
おすすめの参考書は?
学校で配布される漢文の用語集でも十分ですが、覚える量が多すぎて大変なこともあります。
その場合には、学研プラスから出ている『漢文ヤマのヤマ』がおすすめです。
最低限の知識がまとまっているので、効率良く学習できるでしょう。
この本を何周もして覚えつつ、過去問で出てきた知らない句法などを、学校の参考書で確認するとよいでしょう。
まとめ
今回は、理系の方に向けて漢文の勉強法を紹介しました。
漢文は、見た目から苦手意識を持つ方が多いですが、ルールを覚えてしまえば簡単になります。
現代文に比べて文章量も少なく、難易度もやさしいです。
基礎が固まれば安定して得点できる科目なので、この記事を参考に学習をすすめてください