2022.09.27
大学入学共通テストのスコアを上げる勉強の進め方【英語リーディング編】その1
大学入学共通テストのスコアを上げる勉強の進め方【英語リーディング編】その1
共通テストまであと約3か月半ですね。
国公立大学志望の方も、私立大学志望の方も、現在の大学受験制度において、「大学入学共通テストでいかにハイスコアを獲得してくるか」が志望校への合否を左右します。国公立大学志望の場合は、2次試験を如何に有利に進められるか、そもそも出願したい国公立大学のボーダーに届くかどうか、私立大学志望の場合は、共通テスト利用入試などで滑り止めを確保できるか、第1志望の対策に集中できるかどうか、など、大学入学共通テストが大きなウエイトを占めています。
そんな大学入学共通テストの中でも、ほぼ全ての受験生が立ち向かうことになるのが、【英語リーディング】です。大学受験において、この【英語リーディング】の出来が、自分の運命を決めると言っても過言ではないと思います。【英語リーディング】には、どの受験生もしっかりと時間を使って対策をしてきます。もし、英語で差をつけられてしまうと、ライバルたちとの差を他の科目でカバーすることはなかなか難しくなってしまいます。
旧センター試験の【英語リーディング】では、発音・アクセント問題や、文法問題なども出題されていましたが、現行の大学入学共通テストの【英語リーディング】は様々な長さの英文を読解する内容で出題がされています。英文の難易度としては、様々な種類がある英語外部試験がそれぞれどのぐらいのレベルなのかをまとめた一覧表であるCEFR(セファール)で考えるとA2〜B2レベルの間ぐらいの難易度だと思います。CEFRは6段階(A1、A2、B1、B2、C1、C2)に分かれており、最も高いレベルがC2で、最も低いレベルがA1になります。大学入学共通テストの【英語リーディング】の英文自体は、英検で言えば、準2級から2級レベルの難易度の問題が大部分を占めているといったイメージです。しかし、この難易度とは別の難しさがあるのが大学入学共通テストの【英語リーディング】です。
いま、この記事にたどり着いてくれたみなさまは、「共通テストの英語をなんとかしたい!」と考えていて、情報収拾をしているみなさんだと思います。また、たまたまこのページをみつけてくれたみなさんもいると思います。そんなみなさんの為に、複数回に渡って、『大学入学共通テストのスコアを上げる勉強の進め方【英語リーディング編】』としてまとめていきたいと思います。以下の目次の流れで、ご説明していきます。きっと新たな発見があると思います!
目次
① 大学入学共通テストの【英語リーディング】を知る
まずは、テストがどういうものなのか、「体感」しましょう。
② 大学入学共通テストの【英語リーディング】で大事なことは?
みなさんが勘違いしてしまっているかもしれない点について確認します。
③ 大学入学共通テストの【英語リーディング】で得点を取るために必要な3要素
得点を取るために必要な3要素についてご説明します。
④ 大学入学共通テストの【英語リーディング】の勉強方法
得点を取るために必要な3要素の具体的な勉強方法についてご説明します。
それでは、ひとつひとつ、みていきましょう。
大学入学共通テストの【英語リーディング】を知る
共通テストの【英語リーディング】を知るために効果的な方法は、できるだけ早く、最新の過去問を解いてみることです。「百聞は一見に如かず」です。ただ、最新の過去問を解くときに、その「やり方」が重要です。以下の流れを参考にしてください。
1 制限時間の80分をしっかり測って解く。
2 80分で解いた時の答えを記録しておき、時間無制限で解く。
3 80分で解いた時、無制限で解いた時のそれぞれの点数を出す。(解説はみない)
4 なぜその選択肢が○なのか×なのか、根拠を考える。(解説はみない)
5 どうしてもわからないものは辞書などで調べる。(解説はみない)
6 ○か×かの根拠が全て判明したら、解説をみて、考え方が合っているか確認する
7 まとめ
上記の1〜6の流れで、まずは実際にやってみることで、大学入学共通テストの【英語リーディング】を文字通り、体感することができます。この手順でやるのは理由があります。その理由について説明していきます。
1 制限時間の80分をしっかり測って解く。
大学入学共通テストの【英語リーディング】は、とにかく時間との戦いになります。2021年度入試では、全体で約5,500ワードでしたが、2022年度入試では全体で約6,000ワードとなり、約5,00ワード、全体量が増えてしまっています。今後も、変更はあると思いますが、大体5,500〜6,000ワードを、たった80分間でなんとかしないといけないというのが、大学入学共通テストの【英語リーディング】の難しいところです。この制限時間の厳しさを体感するために、最初は80分をしっかり測って、「どれくらい時間が足りないのか?」ということを肌で感じ、覚えておきましょう。そして、現状で、どの部分までは解けたのか、「現在地」も把握しておきましょう。
2 80分で解いた時の答えを記録しておき、時間無制限で解く。
80分の制限時間をしっかり測って解いたら、どこまで解くことができたのかが、あとから見返してわかるように、印やチェックをつけておきます。印かチェックをつけたら、次は時間無制限で、これまで解いた部分や、まだ解けていない部分を全てやります。この時間無制限でやる際に、これまで解いた部分で、「もうちょっとじっくり考えたかったな」と感じた問題もあったかと思います。そういう問題に取り組んで、80分の制限時間でやった時に選んだ選択肢から変更したい場合は、変更したことがあとでわかるように変更前と変更後の選択肢を記録しておきます。
3 80分で解いた時、無制限で解いた時のそれぞれの点数を出す。(解説はみない)
ここまでの手順で、手元には、「80分の制限時間で解いたもの」と「時間無制限で解いたもの」という2パターンの答案を用意することができました。次に、それぞれの点数を計算します。ここでとても重要なことがあります。それは「答案に○と×だけをつけて、解説はみない」ということです。ここで解説をみてしまうと、過去問をつかって対策を進める時の効果が下がってしまいます。単純に、○と×だけをつけて、点数を計算しましょう。すると、「80分の制限時間で解いたもの」と「時間無制限で解いたもの」という2パターンの点数が準備できます。
「80分の制限時間で解いた点数」と「時間無制限で解いた点数」という2パターンの点数はそれぞれもっている意味が違います。「80分の制限時間で解いた点数」は、先ほども少し触れましたが、実力の「現在地」で、80分という制限時間内で獲得できる点数です。一方、「時間無制限で解いた点数」は、「制限時間」というものがなければ、大学入学共通テストの【英語リーディング】で、今の実力で取れる点数です。よっぽどのことがない限り、「80分の制限時間で解いた点数」よりも「時間無制限で解いた点数」の方が高くなると思います。この2パターンの点数をわざわざ出したことには理由があります。
実際に過去問を解いたり、大学入学共通テスト模試などを受けたりして、テストの内容を振り返ります。するとほとんどの人が「時間が足りなかった」という分析をします。しかし、考えてみてください。「時間が足りなかった」というのは、「結果」であって、「原因」ではありません。「時間が足りない」という結果に終わってしまったその原因を分析しないと、大学入学共通テスト形式では、毎回時間がたりないという結果で終わります。そのために、時間無制限のパターンも用意して、「時間が足りなくなる原因」を探しにいきます。そしてその原因をひとつひとつ改善していくことで、最終的に「制限時間内に解き切って点数をとる」ことができるようになってきます。「80分の制限時間で解いた点数」と「時間無制限で解いた点数」の2パターンを用意したのは、「時間がたりなくなる原因を探すため」という理由です。
すこし長くなってしまったので、今回はここまでにします。1から6までの流れの中の3つ目までこれで終わりました。次回は4から6までの流れを確認していこうと思います。
4 なぜその選択肢が○なのか×なのか、根拠を考える。(解説はみない)
5 どうしてもわからないものは辞書などで調べる。(解説はみない)
6 ○か×かの根拠が全て判明したら、解説をみて、考え方が合っているか確認する
1から3までも重要なのですが、4から6はより重要な部分になります。ぜひ次回の記事も参考にしてください。
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現状を把握した上で志望校合格までの道のりを学習計画を逆算方式で立てます。(基礎ができていない場合は中学レベルからスタートすることもあります。)
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小テストと参考書昇格テストでチェックします。 また、テストを定期的に実施することにより、アウトプット力を強化させ、限られた時間内に問題を解き切る力もつけていきます。
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大学受験に精通した講師陣による個別指導
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自学自習で見つけた問題点を個別指導で解決
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1
自学自習を徹底させ、個別授業を受ける流れ
受験テラスは授業は全て個別です。
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自学自習を徹底させ、分からないところを個別授業で指導します。
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2
短期的目標に向けて勉強を進めていく
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ただ勉強を進めていくのではなく、次の小テスト・参考書昇格テストに合格するために勉強を進めていきます。
3
過去問から始まり過去問で終わる
大学受験テラスは、各受験生のレベルの参考書、問題集からスタートし、合格レベルまで進めていきますが、志望校の過去問、その類似問題に最初から受験日まで定期的に解いていきます。
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