一般入試・公募推薦・指定校推薦・学校型推薦・AO入試の違いは何？メリットデメリットを解説
一般入試・公募推薦・指定校推薦・学校型推薦・AO入試の違いは何？メリットデメリットを解説
こんにちは、高槻にある予備校・個別指導の大学受験テラス 高槻校です。
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大学入試の一般選抜、学校推薦型選抜、公募推薦、指定校推薦、総合型選抜の特徴やメリット・デメリットを紹介します。また、各入試方式に向いている生徒の特徴についても紹介しているため、入試方式決定の際に参考にしてみてください。
大学入試には、一般入試の他にも複数の入試方式があり、それぞれメリットとデメリットがあります。各入試方式を理解することが大学合格へつながるため、それぞれの特徴をよく理解しましょう。
ここでは、一般選抜・学校推薦型選抜・公募推薦・指定校推薦・総合型選抜（AO入試）の特徴やメリットデメリットを解説します。
一般選抜（一般入試）とは？
一般入試は、各大学が指定した試験を受験し、合否が決定される入試方式です。大学により用意された独自の試験を受験する場合と大学入学共通テストを利用する場合があります。国公立後期日程や医学部には、学力試験の他に面接試験を課すケースが多くみられます。
一般入試のメリット・デメリット
メリット
- 学力重視
- 試験範囲が明確の上、過去問があり準備しやすい
- 多くの大学を受験可能
- 出願条件が緩く何歳になっても受験可能
デメリット
- 学力重視
- 合格難易度が他の入試方式に比べて高くなる場合がある
「学力重視」は受験生によってメリットにもデメリットにもなり得ます。一般入試は、学力が合否に直結する公平な入試方式といえますが、高校生活の過ごし方や志望理由など学力以外の部分が評価されにくい方式ともいえます。
誰でも受験可能でいくつもの大学を併願できるため、他の入試方式に比べると合格競争率が格段に高くなり、合格しにくくなるケースもあります。
一般入試に向いている生徒
- 学力に自信がある
- 計画通りに勉強を進められる
- 一般入試で多くの合格者を出す大学を志望している
- 高校の内申点が低い受験生
学校推薦型選抜とは？
学校型推薦とは、公募推薦と指定校推薦を合わせた入試方式を指します。
以下でそれぞれの入試方式の特徴やメリット・デメリットを紹介します。
公募推薦とは？
公募推薦は、推薦入試のひとつで一般公募推薦と特別公募推薦があります。
一般公募推薦は、各大学が指定した評定条件や履修科目などを満たし、学校長の推薦を貰えれば高校や地域に関係なく現役生でも浪人生でも受験可能です。小論文や面接、学科試験を受けなければならない大学もあります。
特別公募推薦は、スポーツや文化活動などで優れた実績と学校長の推薦が出願条件となっている入試形式です。実績と小論文、面接で合否を評価する大学が多いですが、国公立大学では大学入学共通テストが課せられるケースもあります。
公募推薦のメリット・デメリット
一般公募推薦のメリット
- 学力以外の部分を評価してもらえる
- 出願条件が緩く多くの受験生が出願可能
一般公募推薦のデメリット
- 競争率が高い傾向があり不合格になる可能性がある
- 試験時期が早いため現役生にとって準備期間が短い
特別公募推薦のメリット
- 出願条件を満たせば合格する可能性が高い
- これまでの実績を評価してもらえる
特別公募推薦のデメリット
- 出願条件が厳しく申請できる受験生が限られる
- 実績をあげるために長い年月がかかるケースが多い
公募推薦では学力以外の部分も評価してもらえることが、最大のメリットといえるでしょう。しかし、出願条件が厳しくなればなるほど、1〜2年取り組んだだけでは条件を満たすことが難しく、長期間に渡り真摯に取り組まなければなりません。
公募推薦に向いている生徒
一般公募推薦
- 高校の出席率が高い
- 高校の成績がよく、提出物を忘れずに出している
- 上手に自己アピールできる
特別公募推薦
- 特定の分野で高い実績を残している
- 大学入学後も特定の分野を継続して取り組む意思がある
指定校推薦とは？
指定校推薦とは、各大学が指定した高校から推薦された生徒を対象とした入試方式です。大学が指定した評定基準を満たしている生徒の中から高校内で選考されます。各高校に割り振られる人数枠の決め方は明らかになっていませんが、過去の進学実績等をもとに決定されているようです。
書類選考後に小論文や面接を課す大学が多いですが、これらは形式的なもので不合格にされることはほぼありません。
指定校推薦のメリット・デメリット
メリット
- 合格率が高い
- 早い時期に合格が決まる
- 一般受験では学力的に合格が難しい大学に合格できる
- 受験勉強を回避できる
デメリット
- 枠が決まっているので校内選考競争が激しい
- 他大学と併願できない
- 合格後に辞退できない場合が多い
- 入学後に他の入試方式で入学してきた生徒の学力と差があるケースもある
- 3年間高校の定期テストに真面目に取り組まなければならない
指定校推薦に向いている生徒
- 高校1年生から高校の定期テストが好成績である
- 高校の出席率が高い
- 推薦枠がある大学を志望している
- 部活動や課外活動など学力以外のアピールポイントがある
総合型選抜（AO入試）とは？
総合型選抜とは、大学側が生徒に求める基準を作成し、それを満たす生徒を合格させる入試方式です。学力だけでなく学習意欲や大学への適正などさまざまな角度から生徒を評価します。そのため、筆記試験の他に小論文や面接、グループディスカッション、プレゼンテーションなど実施し、総合的に判断して合否が決定されます。高校の推薦は必要なく誰でも出願できます。春休みには募集要項で確認し早めの対策を心がけましょう。
総合型選抜のメリット・デメリット
メリット
- 学力だけで合否を判断されない
- 早い時期に合否がわかる
- 学力以上の大学に合格できる可能性がある
デメリット
- 準備に時間がかかる
- 総合型選抜と受験勉強を並行すると負担が大きい
- 競争率が高い場合がある
- 入学後に他の入試方式で入学してきた生徒の学力と差があるケースもある
- 評価基準が曖昧のため対策が立てにくい
総合型選抜は、学力以外も評価してくれますが、志望理由書の作成や小論文対策など独自の準備をしなければいけなく、受験勉強と並行して行うと負担が大きくなります。評価基準が曖昧のため、ひとりで有効な対策を立てにくいというデメリットがあります。
総合型選抜が向いている生徒
-
自己分析が得意で自己アピールが上手
- 入学後にやりたいことが決まっている
- 高校の評定が高い
- 部活動や課外活動に積極的に取り組んでいる
まとめ
大学入試の一般選抜や学校型推薦、総合型選抜などの特徴やメリット・デメリットを紹介しました。
自分に合った入試方式で受験することは、志望大学合格への近道です。そのため、出来るだけ早く各入試方式の特徴を理解して、効果的な対策をしましょう。
ひとりでも多くの生徒が志望大学に合格し、充実した大学生活を送れることを願っています。
