4stepの使い方(偏差値別)
こんにちは、予備校の個別指導塾、大学受験テラスです。
・数学参考書4stepとは?
高校の数学参考書のうちの一つに、4stepという数研出版の問題集があります。主に進学校で教科書と一緒に使われることの多い参考書です。教科書レベルの問題から大学入試レベルの問題まで4段階に分かれており、自分のレベルにあった問題を解くことができます。
4段階のレベルは以下のようになっています。
・Step A・・・教科書の例題レベル
・Step B・・・教科書の章末問題レベル
・発展問題・・・入試基礎レベル。入試に向けて解いておきたい問題
・演習問題・・・入試問題レベル。センター対策にも有効
このように様々なレベルの問題を解くことができます。以下ではこの4step問題集の効率の良い使い方をご紹介します。
・偏差値別、受験勉強における4step問題集の使い方をご紹介
実際に4step問題集を用いた受験勉強方法を、3段階の偏差値に分けて説明します。ここでの偏差値は進研ゼミの模試を想定しています。河合模試などの場合は+5~+10して換算してください。
・~偏差値55の場合
偏差値が50に満たない場合は、教科書の例題および問いの問題がまだ理解できていない可能性があります。
4step問題集を解く前に、まずは教科書の例題および問いの問題を解いてみましょう。教科書の単元を一通り解いた後は、4stepのstepA問題を解きましょう。
B問題は少し難しいのでまだ解かなくても大丈夫です。この場合、A問題は全て解ききりましょう。
一方で4stepの解説は簡潔に書かれているため、解説を理解するのが難しいと思います。そんなときは教科書の解説も一緒に読んでみましょう。常に4stepを解いてるときは隣に教科書をおいておきましょう。
・偏差値56~65の場合
教科書の基本レベルは理解していると思いますのでA問題については米印の問題や偶数番号のみなど、全て解く必要はありません。一方でstepBと発展問題はしっかりと解いていきましょう。実際に解くときには、解答をなるべく自分から遠い場所に置いておきます。わからない問題に当たったとしても、15分は考えてほしいです。こうすることで解答をすぐ見る癖をなくすことができるのと、じっくり考えることで思考力が身に付きます。この力は入試を勝ち抜くうえで必要な能力です。
一問一問時間はかかりますが、しっかりと問題と向き合うことで理解が深まります。また解くことができず解答を見ても、じっくり考えたおかげで解答の理解度も深まり、効率の良い勉強ができます。
・偏差値65~の場合
教科書の問題はほとんど解けている状態だと思います。stepA、stepBは米印の問題や偶数番号など全ての問題を解く必要はありません。発展問題や演習問題を中心に解いていきましょう。難しい問題がそろっていますが一問ずつ丁寧に解いていきましょう。途中式も意識して解きます。もし答えがあっていたとしても解説の途中式と自分で解いた途中式を比較してほしいです。
4stepの解説は簡潔です。言い換えれば最短ルートで解いています。自分の解き方が遠回りしている場合、途中式を比較することでどこが無駄だったかを見つけることができます。入試では時間制限がありますので途中式も意識した解答作りを心がけましょう。また別解で解いている場合、自分の解答と解説の解答の2パターンの解き方をマスターすることができます。問題に対して別解を持っていることは非常にプラスになります。様々なアプローチ手段を持っていることは、初見で問題を解くときに、大きな財産になります。
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