青山学院大学 傾向と対策 第3弾 物理編
青山学院大学 傾向と対策 物理編
青学の物理
満点100 点-200点 試験時間 60 分
問題構成 問題数 :大問数3
-大問 1 全問マークセンス式 時間配分目安 19分
-大問 2 全問マークセンス式 時間配分目安 19分
-大問 3 全問マークセンス式 時間配分目安 19分
※詳細な配点は現在公表されていない
■おすすめ回答順 :得意分野から順番に着手 →見直し
概要
例年大問数は3題となっていて全問マークセンス式の選択問題となっています。計算問題などに関しても自分で数値をマークするような問題ではなく、計算結果に該当するものを選択肢から選ぶ空欄補充形式として出題されています。例年40個ほどの設問が用意されているため、数年前の問題に比べると若干多くなる傾向となっています。試験時間を踏まえると40個でも正確かつ素早さを問われる問題でこれ以上計算問題などが増えていくと例え数問でも時間的な余裕は非常に少ないものとなってしまうと予想されます。
2015年度より教育課程が変更されたものの出題されている傾向に変わりは見られていません。例年大問1が力学、大問2が電磁気、大問3が波動か熱力学から構成されおりこれらについて細かな出題内容は変更となっているものの大枠として変わるような部分は無いと思われます。大問3に関してはここ数年の問題傾向として波動からの出題が多くなっているのですが、これから熱力学が続いて出題されることになるのか波動の出題回数が多くなっていくのかは注目しておきたい傾向の1つです。どの問題においても基礎的な知識が問われており傾向もはっきりしてきているので全体的な学習も必要ではあるものの、傾向に沿った知識を持っているかが判断されていると思われます。ただ年度によっては基礎知識だけではなく応用的な視点が必要な問題も出題されていますので落ち着いて対応できることが大切です。
全体的に標準的な問題が出題されているように見えますが、それぞれの大問の最後には得点差が付くような応用問題が出題されています。そのため高得点を取ることを考えると少し難易度的には難しいと言えるでしょう。試験時間にも余裕はありませんので、まずは基礎的な問題を確実に回答し応用問題で時間を取られすぎることの無いように時間配分することが大切です。
対策
部分的に難易度の高い問題も出題されていますが、各大問の前半は基礎問題から標準的なもので構成されています。こういった問題への対策はまず教科書を利用して基礎知識を確実に身につけることが一番の近道です。物理では数値を利用した計算だけではなく文字式の計算も多くなっていますので、公式などを覚える際には丸暗記する対策ではなく意味を理解する、導出過程を理解するという対策を心がけましょう。公式を覚えていなければ解けない問題は数多くありますが、公式を丸暗記しているだけでは解けないというのも事実です。導出過程を把握してそこから問題演習を重ね、しっかりと自分のものとして使えることころまで理解を深めるようにしましょう。
またこういった対策は大問の後半に出題されるような応用問題の足がかりとなることもあります。中には受験生があまり目にしないような問題も出題されているので焦るかもしれませんが、公式を導出過程から理解することによって物理的な知見が高まり初見の問題にも対応しやすくなります。知識の定着のためには教科書レベルからそれよりも少し難しい問題集を繰り返し解いてみて抜けもれが無いことも確認するようにしてください。
教科書レベルの問題が確実なものとなれば後半の応用問題に対応できるような対策が必要です。この段階まで来ると教科書レベルの問題集ではなく、ワンランク上の受験用問題集で対策することをおすすめします。ただ難問に分類されるものが出題されていることは殆どありませんので、あくまでも教科書よりも少しむずかしい応用レベルの問題集で対策していくことが重要といえます。
大学受験ペディア 編集部 大学受験テラス
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